Sponsored Link

カメラ修理の扉のトップへ

電池アダプタ: HM-N (NR52)

前口上

HM-N (NR52)を使うカメラは、電池を二個使うものが多いようです (ex. Minolta Hi-Matic E, Yashica Electro 35 GX, etc)。 ここでは、代用品としてLR44を使うアダプタの作り方を紹介します。
HM-N (NR52)の厚さは、偶然か意図的か、LR44二個の厚さとほぼ同じです。 直径はLR44の方が小さいです。
したがって、LR44を二個重ねてHM-N (NR52)の直径と同じになるようにすれば 電池ボックスに収まります。 電圧的にはこれで(ほぼ)OKです。 本来はもう一個HM-N (NR52)が入るので、そのすき間を導電体で埋めて やれば使えます。 簡単にはアルミフォイルを丸めたものを入れてやるのでも大丈夫です。
でも、せっかくなんで、もうちょっと見栄えのいいものを作りましょう(^.^)。

作り方

材料 ≪材料≫
アクリルパイプ
内径: 12 mm, 外径: 16 mm
ゴムホース
内径: 9 mm, 外径: 15 mm
ビス・ナット
M6 x 8 mm(全長: 11 mm)
M6用のナットが内径9 mmのゴムホースにぴったりはまるようです。 ここで用意したゴムホースは「耐圧ホース」として売られていたもの だっだと思います(at 東急ハンズ)。
ビスは、今回はトラスビスを使いましたが、形状はこれにこだわる 必要はありません。 ポイントは、全長が11.0 mmであることです。 実は、今回使ったビスは11.5 mmあるので、 電池ボックスに入れるとややきついです。 ちょっとヤスリがけした方がよさそうです。 また、錆びないようにステンレス製を使ってみました。
材料カット ≪材料カット≫
アクリルパイプ
LR44を二個重ねたものよりもやや短く(8 mm程度)に切ります。
ゴムホース
ナットの厚み程度(5 mm程度)に切ります。 やや厚めの方が良さそうです(6〜7 mm程度か?)。
組立て1 ≪組立て: その1≫

切ったゴムホースにナットを押し込みます。 大したことはありません(^.^;)。

組立て2 ≪組立て: その2≫

ゴムホースに入れたナットにビスをねじ込みます。 ビス・ナットのセットにはワッシャとスプリングワッシャも入っていた のですが、使いませんでした。

切ったアクリルパイプには、LR44を二個入れます。 多分、緩いと思うので、パイプの内側に何か貼った方が安定します。 例えば、フロッピラベル(シール)の切れ端とか、何でも構わないと 思います。

カメラにセット ≪カメラにセット≫

組立て作業は上記でおしまい。後は、カメラにセットするだけです。 +と−を間違えないように。

後書き

このアダプタのアイデアは、知人のアダプタが元です。感謝します。


戻る

Sponsored Link