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電池アダプタ: 4LR44

前口上

4LR44は現行品なので、電池アダプタを作るまでもないのですが、 値段が高いし(^.^;)、どこでも手に入るって程は入手性がよくはないので、 安く簡単な代用品を紹介します。

2008/11/25 追記:
4LR44はいつのまにか製造されなくなっているようです。 4SR44はまだあるようですが。

2009/04/18 追記:
ウソでした。楽天市場でもたくさん見つかります。

楽天市場で「4LR44」を探す
Amazonで「4LR44」を探す

作り方

分解図

まずは、作り方ではなく、ばらしたところです。 ご覧の通り、というか、その名の通り、中身はLR44が四個入っています。 紙筒の中に四つのLR44が直列に収まり、上下に電極となる金属板が付いていました。 赤と緑のプラスチック板は外部金属筐体との絶縁用です。

つまり、コンビニでも100円ショップでも買える、 LR44を四個用意すればいいってことです。

4LR44の寸法は13.0φ * 25.2 mmです。 一方、LR44は11.6φ * 5.4 mmです。 寸法は、共に 日立の電池情報のページから引用しました。

日立の電池情報ページはなくなっています。 Way Back Machineに2006/01/13の情報が残っています。
http://web.archive.org/web/20060113171005/http://www.maxell.co.jp/products/industrial/battery/lr/

直径は1 mm強しか違わないので特に考える必要はないでしょう。

高さは、25.2 - (5.4 * 4) = 3.6 mm 足りないのでちょっとゲタが必要ですね。 これが上下の電極分の厚さに相当するわけです。

ということで、

  1. LR44を四個直列にして、周りをセロテープ等で巻く。

  2. そのままカメラの電池ボックスに入れる。

  3. アルミフォイルを丸めて(畳んで)3〜4 mm程度の厚さにして、 上に乗せる。
あとは、電池ボックスを閉めればおしまい。 画像を載せるまでもないですよね(^.^;)。

ただし、電池ボックスが金属製の場合には、絶縁には気を付けて下さい。 セロテープではなく、ガムテープ等、厚目のしっかりしたものを 使った方がいいでしょう。


もっと丁寧な方法を知人から紹介してもらいましたので追記します。
私がやっている方法をご紹介します。

LR44を4個直列に並べてセロテープで止めるのは同じですが、 4個の各電池の間に4 mmのワッシャを1枚ずつ合計3枚はさんで直列にします。 つまり、 4 mmワッシャ3枚分の厚みがかさ上げされて4LR44とほぼ同じ高さになります。

電池を直列に並べてセロテープを貼るとき、巻き付けるのではなく、 電池を並べた両端を2本の指でしっかり挟みながら、 先端から末尾に向って左右両サイドに2本のテープを貼った方が貼り易いです。

もし太くするのなら、 この状態にしてから素材が布やフィルムのガムテープを巻き付けた方が 楽に作業できます。 電池交換のたびに毎回太くするのが面倒なら、 ガムテープではなく紙のテープを巻きつけて筒を作っておくと良いでしょう。


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