これまた知人から仕入れた知識です。
自動露出が出現した当初は機械的にシャッタ速度を変更することが難しく、 ほとんどがシャッタ優先(特にメータ指針押さえ式が多い)で 絞りを自動的に変えるものでしたが、 電子シャッタになってからはシャッタ速度を変えるのが容易になり、 操作も簡単なプログラムAEが増えました。
一方、AEは、 Auto Exposure でそのものズバリの自動露出です。 ご存知のように何を優先するかに関係なく、 カメラが自動的に露出を決めてくれる機構ですね。
EEはいつの間にか自動露出と同じ意味になり、 シャッタ優先だけでなく絞り優先の自動露出もEEと言うようになりました。 その後EEは使わなくなってAEと言うようになりました。
「古くてもオリンパスペンなどプログラムAEがある」という方も 多いと思いますが、これらはプログラムAEとは言っても シャッタ速度は2段〜3段程度の切り替え式で、基本はシャッタ優先AEですね。 メータ指針がある程度の振れ以上になったときに シャッタの段カムによってシャッタ速度が変わり、 明るさに応じて絞りの大きさを制御するものです。 中間位置でのシャッタ速度と絞りとを組み合わせて最適な露出を得ると いう意味でのプログラムAEは、 電子シャッタで中間速度が使えるようになってからで、 この頃になると絞りとシャッタ兼用の2枚羽根が主流になります。
おまけ:
その昔、忍者は猫の瞳の大きさを見て時刻を知ることができたといいます。 EEは猫の目のように便利な機能ですね。猫の目といえば「キャッツアイ ・カニンガム」と言われたイギリス人のパイロットがいます。夜間戦闘で も猫の目のように敵機を的確に捉えて撃墜したことから付けられたアダ名 です。それから北条司の漫画「キャッツアイ」…ですね。
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